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歯科医院が舞台の小説

2021.04.01

幼少期のトラウマにより、歯医者さんが大嫌いな女子大生。

そんな彼女が夏休み期間中、アルバイトで歯医者さんの受付係をすることに…。

 

坂木司著『シンデレラ・ティース』は、個性豊かな歯科医院スタッフの皆さんや、色々な悩みを抱えた患者さんたちとの出会いを通して、前述の主人公が試行錯誤、喜怒哀楽しながら成長していくお話です。

 

歯科医院が舞台になっていますが、難しい専門用語が出てくることはありません。

専門用語が出てきたとしても、歯科初心者の主人公にむけて、登場人物の歯科医院スタッフが簡単な説明をしてくれるので、読みながら意味を理解できて、同時にちょっとした知識を身につけることができます。

主人公視点でお話が進み、会話文が多く、5つの短いお話から一冊の小説になっているので、小説が苦手な方でも読みやすい作品だと思います。(個人的には十代後半ぐらいの学生さんに向いているかなぁと思いました)

 

このような作品をきっかけに、検診や治療について考え、歯医者さんに足を運んでみようかな?と思っていただけたら嬉しいです。

 

過去と向き合うこと、今を頑張ること、未来を考えることなどを、アルバイトを通して見つめる主人公。

興味がございましたら是非、ご一読ください!

 

今月の半ばには、本屋大賞の発表がありますね。どのような結果になるのか楽しみです。

096-368-8078

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