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【コラム】歯周病は何歳くらいから気を付けるべき?

2024.12.10

こんにちは、とよだ歯科医院です。

歯周病は中高年のお口の中の病気ではなく、近年、発症年齢は下がっています。今回はその実情と予防法をお届けます。

歯周病患者の低年齢化が進んでいます。

厚生労働省の2016年度の調査によると、15歳~19歳の6.1%が、歯周病が軽度から中程度に進行している段階と同等の歯周ポケットがあるという結果が出ました。

また5~14歳で約4割、15~24歳で約6割もの人が歯周病の一種ともいえる歯肉炎を起こしているといわれており、早めの予防が必要です。

歯周病の低年齢化の原因は?

小学生までは保護者や学校の指導により、甘いおやつを控えたり、寝る前の歯磨きを行うことから、小学校低学年以下の虫歯は近年減少しています。

しかし中高生になると、気軽に学校や塾の帰りにコンビニなどで間食を摂る機会が増えてきます。また寝る前や食後の歯磨きを面倒くさがり、指導が行き届かないことも多いでしょう。

このような活動事情の変化により、お口の中の環境に個人差が大きくなってきたことが、低年齢化の一因になっていると思われます。

特に女子に多い「思春期性歯肉炎」

歯周病の一種である「思春期性歯肉炎」は小学校の高学年~中学生頃に多く、歯茎の腫れや出血などがあり、思春期の約20%にこの症状が見られるようです。

特に女子に多い症状ですが、その理由は女性ホルモンの影響を受けやすいため。

歯周病菌の一種に、女性ホルモンを栄養源として繁殖するものがあり、思春期の女性ホルモン増加に伴い、思春期性歯肉炎を起こすものと考えられます。

そのため特にこの時期の予防が重要となってくるのです。

子どものための、歯周病の予防方法

<歯磨きの習慣化>

歯周病予防は、お口の中を清潔に保つことが基本になります。

そのためにも、幼い頃から歯磨きが当たり前な習慣が身に付くよう、繰り返し指導することが大切です。日々の習慣化することで、食後や就寝前に率先して歯磨きを行うようになるでしょう。

<1年に2~4回程度の定期検診の受診>

歯磨きだけでは歯間や歯と歯茎の間の歯周ポケットの中の歯垢は落ちにくく、放ってうと歯石になってしまいます。

歯石は歯磨きでは除去できないため、定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受け、新たな歯石が出来るまでにクリーニングを受けるよう、年に2~4回の検診をおススメします。

子どもさんにも正しい歯周病知識を

子どもさんのお口のケアの大切さを伝えるためには、まず保護者が正しい知識を身に付け、日々の予防のお手本となることが大切です。

ご自身のケアはもちろん、子どもさんへの指導方法に関してもお気軽にご相談ください。

096-368-8078

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