こんにちは。とよだ歯科医院です。
「別の病院で神経を取ったのに、また痛んできた」とご相談に来られる患者さまが時々いらっしゃいます。
その理由について、今回はお伝えします。
神経を抜いた歯が痛む理由は1つ!
神経を抜いたために歯がもろくなり、外部からの衝撃などで「歯根破折」を起こして痛みが生じる場合は稀にありますが、大半の理由は治療を施した歯の中で細菌が再び増殖し、歯の根の先端(骨の中)で膿ができてしまうことによる痛みです。
実は日本での歯科治療において、神経を抜いた歯の多くに痛みが出る可能性があり、平均6割近くが歯の根の先で膿が溜まってしまっているという統計があります。
根管治療の成功率は74.6%とも言われており、治療失敗の多くは再感染による化膿による痛みでしょう。
質の高い治療体制の歯科医院を選びましょう。
歯科治療において残念ながら日本は、先進国と呼ばれる諸外国と比べて劣っている側面があります。
日本でも年々、精度は高くなっていますが、歯の根の先に膿が溜まることがなく、痛みが出ないようにするには、質の高い根管治療体制を整えている歯科医院を受診し、再感染を防ぐことが重要です。
では、どのような治療が必要なのかを次項でお伝えします。
「質の高い根管治療」とは。
根管治療の目的は、単に神経を抜くだけではありません。
歯の中に入った細菌をきれいに取り除き、歯の中で二度と細菌が増殖しないようにすることです。
そのためには、根管治療中に歯の中の細菌を取り残したり、唾液などの細菌が入らないようにするのが重要。そこで必要なのが、ラバーダムやマイクロスコープです。
<ラバーダムとは?>
新たな細菌の侵入を防ぐためには、感染制御された環境下での治療が重要です。そのために必須になるのが「ラバーダム」。
ラバーダムは、口腔内と患部を隔離するために用いるゴムのシート。ラバーダムを正しく使うことで、唾液の侵入を防ぐことができます。
<マイクロスコープとは?>
歯科用マイクロスコープは、複雑な形状の根管内を約20倍に拡大し、明るく照射して見ることができる機材です。歯科用マイクロスコープを用いることで、裸眼では見つけられない細菌の感染源を発見したり、術野を拡大して確実に除去することができます。
さらに良い被せ物で予防効果UPを!
根管治療の際にラバーダムと歯科用マイクロスコープを使用する歯科医院を選ぶことが必須ですが、さらに再感染を予防するためには、隙間なくしっかりと定着させられる、被せものも重要。被せものには保険適用の素材と保険外(自費)の素材がありますので、しっかりと歯科医師と相談して、再感染を防ぎましょう。