こんにちは。とよだ歯科医院です。
口臭の原因にはさまざまな要因がありますが、その大半はお口の中に潜んでいます。体の病気が原因となる場合もありますが、多くは日常の口腔環境やケア不足によって起こるものです。今回は、口臭の主な原因となる「お口の中のにおいの元」と、その対策について詳しくご紹介します。
お口のにおいの主な原因は6つ。
口臭の原因には大きく分けて次の6つがあります。ご自身に思い当たるものがないか、チェックしてみましょう。
①歯垢(プラーク)の蓄積
②舌の表面に付着する舌苔(ぜったい)
③歯周病
④入れ歯やブリッジのお手入れ不足
⑤治療を中断したまま放置されたむし歯
⑥つけっぱなしの仮歯
これらはいずれも、日常生活の中で気づかないうちに悪化してしまうことが多いのが特徴です。
お口のにおいは日々の対策で防ぐことが可能です。
では、実際にどのような対策を取れば良いのでしょうか。
①歯垢をしっかり取り除く
歯垢は口臭だけでなく、むし歯や歯周病の原因にもなります。歯ブラシだけでは落としきれないため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用して、歯と歯の間まで丁寧に清掃しましょう。
②舌の掃除を習慣にする
舌の表面に付着する舌苔は、1日で完全に取り切ることはできません。無理に強くこすると舌を傷つける可能性があるため、専用の舌ブラシなどを用い、1日1回やさしく清掃を続けることが大切です。
③治療を途中でやめない
むし歯治療の途中で通院をやめてしまい、穴のあいたままの歯や仮歯を放置していませんか?治療を中断すると、口臭の原因になるだけでなく、症状が悪化し、最悪の場合は抜歯につながってしまいます。大切な歯を守るためにも、治療は最後まできちんと続けましょう。
④定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける
セルフケアでは落としきれない歯石や磨き残しは、歯科医院で専門的に取り除く必要があります。クリーニングを受けることで、お口の中が清潔に保たれるだけでなく、歯ぐきや歯の状態を確認でき、病気の早期発見にもつながります。
気になる時は、早めの受診を!
「最近、口臭が気になる」と感じている方や周囲から指摘された方は、まずは歯科医院へ相談しましょう。
口臭は単なるにおいの問題にとどまらず、むし歯や歯周病など、お口の中の病気のサインである可能性もあります。早めに受診することで、健康な口腔環境を維持でき、快適な生活につながります。
当院では、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせたケアを行っております。気になることがあれば遠慮なくご相談ください。
