コロナ禍でのマスク生活で、口臭が気になったりされていませんか?
今週は口臭についての記事です。
口臭は、
「呼吸や会話をした時に口から出てくる息が、他人にとって不快に感じられるもの」
と定義されています。
重要なのは、本人ではなく第三者がにおいを不快に感じられるか否かという点です。
事実、当外来を受診する理由で、患者さんからもっとも多く挙がるのは
「人から指摘された」ということです。
このにおいを感じる嗅覚には個人差があります。
また、同じ人でも、その時の体調や心理的要因によって、においの感じ方が大きく変わります。
例えば、さわやかなオーデコロンの香りも、病気で体調がすぐれない時には不快に感じます。
スポーツをした後の男性の汗のにおいも、好きな相手であれば好ましく思いますが、赤の他人では不快に感じます。
人の嗅覚はいつも客観的ににおいを識別できるわけではなく、過去の経験やその時の心理状態の影響を受けてしまうのです。
また、嗅覚には同じ匂いを長時間嗅いでいるとそのにおいに慣れてしまう「順応反応」があります。
そのため、周囲の人が顔をそむけるほどの強い口臭の持ち主であっても、本人がにおいを自覚していないことがあります‼︎
口臭の原因はいろいろありますが、これまでの研究結果から口臭の主な原因は、
口腔疾患やお口の中の清掃不良であると判明しています。
その大半が、歯周病、舌の汚れ、お口の中の乾燥、虫歯、口腔がんなどの原因が認められます。
治療、定期検診でお口の中を清潔に保つことで口臭を軽減させることができます👍✨
患者さんの不安や悩みが少しでも解消されるよう診療、ご相談をお待ちしております✨